1,Time, Meditation and Dawn

(WORDS)

夜から朝へと、様相を変える空の姿。

(SONGS)

アルバム幕開けに位置することを強く意識して書いた。

ヴァイオリンはゴシック・メタル・バンドSwallow TailYuritrk,2,4,5,9に参加)

 

2,A Rain Song

(WORDS)

ちょうど梅雨時。そのとき身を浸していた環境は、思い通りに行かない気紛れな空のようで。

(SONGS)

過去の作品群には無い壮大なイメージの楽曲を望み、数々の実験的要素を取り入れた。

メロディはあくまでもメランコリックに、メロディーを包み込むアレンジはスケールを増すよう試行錯誤の末、レコーディング直前にアレンジが完成。

 

 

3,Fatal Movement

(WORDS)

小さな、だけど確実な変化を感じた。動き出したら、止められない。

(SONGS)

eleanor結成以前、アグレッシブなメタル/ハードコアに傾倒していた頃、新たな方向を模索していた頃に書いた曲が基盤となっている。ポピュラリティとメタルの融合。現在のeleanorを象徴しているとも言える曲。

 

 

4,Mourning

(WORDS)

作曲者のオファーにより、葬送をイメージした歌詞を。肉体は浄化されても、誰かのどこかに、その存在や思念は残されるのだろう。

(SONGS)

胸を掻き毟るような激情と、無感・静寂との対峙。

自分が没した直後の情景を想像しながら書いたので、詞も情景に沿い、書いてもらった。

作曲者個人的にはアルバムのハイライトの1曲である。

 

 

5,Prayer

(WORDS)

小説の一端から連想した歌詞。ふたつの異なる人物は、それぞれに呪いを抱いて生きてきて。やがて巡り合って。

(SONGS)

印象的且つ哀愁的なギターメロディーから始まる、前作[a circle of lament]のスタイルを踏襲した曲で、

最もコンパクトな展開。Bellfastkohがヴォーカル参加。日本語で歌う彼も珍しい。

(今作は全ての詞が日本語で書かれている)

 

 

6,Blue Moon

(WORDS)

月の表情は、とてもとても蠱惑的。いちいち振り回されて、やりきれない。

(MUSIC)

本作は、アコースティックギターを積極的に取り入れており、そのうちの一曲。

哀愁を帯びながら、何処か牧歌的なメロディが、フォークメタルに通ずるものを感じている。

 

 

7,Once

(WORDS)

美しい夜明けは、唯一つの真実。全てがそこにあった。

(MUSIC)

ドゥーム・メタルサウンドを意識しつつ、更に荘厳さを持ち得た曲が書きたかった。

その試みは成功したと確信している。この曲のみ、ギターを全音ダウンチューニング。

 

 

8,Sleeping Water

(WORDS)

押し流される衝動。揺らぐ感情。不均一な流れの中で、もがいていた。

(MUSIC)

自ら築いたスタイルを守り抜くことは美しい。

影響を受けてきた音楽の範疇で表現することは、ある意味たやすい。

過去の遺物に答えがあるからだ。独自の形を生み出すために、抜け出す勇気と知恵を用いた。

 

 

9,Fragments

(WORDS)

笑顔すらも塗りこめて。それが理想の姿であるのならば。

(MUSIC)

2009年、この曲を書いて以降、より自由な発想を持てるよう変化した。

一貫したテーマを持たずにアルバム収録の楽曲を書き溜めていった。

メタルの血が流れてはいるが、それのみを追求することなく、自由な表現方法を掴めるのは、

eleanorを構成するメンバーの豊かな音楽的要素が影響しているのだろう。

 

 

all songs by Ippei J. Malmsteen

all words by Shiori Vitus

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